■精索静脈瘤の症状や手術についてのまとめ

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実は前回も話しましたが、僕は不妊治療をしています。

 

 

前回の記事はこちらです。 

shima-sh0.hatenablog.com

 

不妊治療は奥さんの原因が多いように思われがちですが、旦那である男性にも原因があります。

 

僕は不妊の原因でもある「精索静脈瘤」と診断されました。

 

手術して少し落ち着いてきたので、このブログを通じて不妊に悩んでいる夫婦を少しでも楽な気持ちにさせてあげれればなと思っています。

 

 

 

二人の時間を大切にする

 

僕も奥さんも子供が大好きです。

 

結婚する前から「子供は欲しいね」と話をしていました。正直、きちんと手順を踏めば子供はいつでもできると思っていました。

 

結婚してからは、二人の時間を大切してから子作りしていこうとお互い意向もあり、二人の時間を大切しながら過ごしていました。

 

二人の時間は子供ができてからも、もちろん時間を取りますが、今以上の時間を取るのはなかなか難しいだろうというのもありました。

 

子作りを始めるもなかなか授からない

 

二人の時間を大切にし相談しながら、子作りを始めました。

 

先ほども話しましたが、子作りを始めればいずれすぐに授かるだろうと思っていました。

 

子供が授かることがこんなも奇跡的な事で尊いことなんだと、この時は微塵も思っていませんでした。

 

子作りを始めるにあたって、きちんと準備しようということで、体を検査して万全で始めようということになりました。検査の結果、疾患があることが判明しました。

 

検査をしたことで、原因がわかり少し安堵しました。なぜなら原因がわかったので、処置すれば、またすぐにできるだろうと思っていたからです。

 

そんな思いを打ち破るように、今もですが長い不妊治療が始まりました。

 

 

精索静脈瘤とは??

 

精巣(睾丸)から戻る血液が流れる精索静脈内で血流が停滞、逆流することで静脈が蛇行、拡張しています、これにより精巣の温度が上昇し、精子を作る働きを低下させ、この結果、精液中の精子の数が減る乏精子症となる可能性がある。

 

血の巡りの状態が悪く、精巣内の温度が上がって、精子が作られにくくなるそうです。

 

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僕が診断されたのは、「精索静脈瘤」から、精液中の精子の数が減る「乏精子症」と診断されました。

 

精子を作り出す精巣は、体温より2℃ほど低い温度で活発に機能します。そのため、妊娠初期の胎児(男子)のお腹の中にあった精巣は、妊娠週が進むにつれ、温度が比較的低い陰嚢(いんのう)へと下降していきます。精巣周囲に静脈瘤ができると精巣温度は上昇し、加えて血流障害も生じます。これが不妊の原因となる精液所見(精液の状態)の悪化や精巣萎縮へと繋がってしまうのです。

 

 

※精巣が陰嚢まで下降しない病気を「停留精巣」と呼びます。

 

僕は幼少期にこの「停留精巣」も発症していました。

 

精索静脈瘤の原因や症状について

 

精索静脈瘤の原因

・通常の血管には血液の逆流を防止する「弁」があります。精索静脈内でこの弁の機能が低下しているために逆流が起きてしまうこと。

 

・左内精索静脈は左腎静脈に合流します。この左腎静脈が大動脈と上腸間膜動脈という血管に挟まれて血液が心臓に戻りきれずに逆流してしまうこと。

 

・左内精静脈が、左腎静脈にほぼ直角に合流していること

 

精索静脈瘤の症状

 

痛みや違和感など感じる人もいるそうですが、僕は全く症状を感じませんでした。

 

自覚症状はないものの造精機能障害(精子を作る上でのトラブル)による精液所見(精液検査の結果)の低下や精子の質の低下(DNAの損傷)がしばしば起こり、男性不妊の原因の一つとして大きなウェイトを占めています。精索静脈瘤が造精機能障害を引き起こす原因はいまだ厳密には明らかになっていませんが、静脈血の逆流・うっ滞によって精巣の温度が上昇することや、精巣が低酸素環境になることなどが考えられています。

 

 

精索静脈瘤の割合

一般男性の約15%に認められます。また、母体を男性不妊症の患者さんに絞ると、精索静脈瘤は全患者さんのうち40%以上という高い割合でみられます。

  男性不妊の原因で多いのがこの精索静脈瘤だそうです。

 

手術の必要性と手術方法

 結果から言うと、触ると手術前の睾丸は少し熱を持った感じでしたが、今ではそれもなく無事に成功しました。

 

精索静脈瘤を切除することで、50-60%方で精子を作る働くが改善され、精子数が増加することがわかっています。これにより、普通の妊娠が得られる可能性が高くなります。

 

 

手術の方法ですが、僕が受けたのは「顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術」と呼ばれる手術方法です。

 

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手術後の合併症について

 

・出血や痛みが続くことがあります。

 

・陰嚢膨張で少しむくんだ感じになります。ほぼ全例2週間程度で自然治癒するとのこと。手術の自然な影響のためのむくみです。

 

・発熱があります。これは吸収熱と呼ばれるもので、全身麻酔を打って手術をした場合、浸出液や壊死組織の吸収をするために起こる発熱のことで、全身麻酔を打った患者さんは高い確率で起こりやすく、手術後に微熱が出て、48時間後にピークを迎えます。時には40℃を超えてしまうこともあります。

 

・精巣の萎縮

非常にまれで精巣の血流が悪くなり萎縮が起こる可能性があるということで、.どうなるかと心配しましたが問題ありませんでした。

 

 

・静脈塞栓が起こることがあります。これは「エコノミー症候群」と呼ばれ、足などの静脈内で血が固まり、これが飛んで肺の血管を詰まらせる病気で、致死率の高い合併症です。この予防のために膝から下にかけてストッキングを着用しました。

 

不妊治療は夫婦で乗り越えること

 

今回の手術で奥さんは付きっきりで看病してくれました。これは感謝してもしきれません。

 

命に関わる手術ではないですが、ずっとそばにいてくれ不安がる僕に対して励ましてくれました。

 

また母親も遠くから仕事があるにもかかわらず時間を作り見舞いに来てくれて感謝しています。術後も体調を気遣い連絡してくれています。

 

手術後は安静しなければならず、一日半でしたがベッド上での安静が必要でした。

 

術後は意識が朦朧としていましたが、意識がはっきりしてからは動けないことの辛さを実感したのと同時に一人じゃ何もできない辛さも味わうことが出来ました。動けない時は奥さんや看護師さんにとてもお世話になりました。

 

他にも好きなものが食べれなかったり、足の痺れや思ったように身体が動かせない経験したことで、普段僕が仕事をしている介護現場での利用者さんの気持ちが少しわかったような気がしました。僕の想像以上の辛さだと思いますが、痛みを知ることで痛みがわかり良い経験でした。

 

退院してゆっくりですが歩けることや好きなものを食べれることへの感謝が芽生えました。

 

 

手術の成果はこれからになります。精子が体内で作られはじめてから射精されるまでには通常約3ヶ月かかり、手術後の精液検査も3ヶ月後に行ってるとのことです。

 

3ヶ月後に精液検査を行い、結果も以前に比べ、少しですが良くなりました。その後も、何度か検査を行いましたが、最初のころに比べると改善されたように思います。

 

ただ誰もが必ずしも結果が良くなるとは限りません。子供が授かったらブログでまた報告させてください。不妊治療は大変ですが、大変だからこそ二人三脚で乗り越えていきたいと思います。

 

 

今回、参考にした文献です。

https://medicalnote.jp/contents/150217-000001-XKOKTI

http://web.sapmed.ac.jp/uro/pdf/lecture/junior/note_2017-01-16_1.pdf